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Q フィラリアとはどんな病気ですか?
A 蚊によって媒介される感染症です。
蚊が吸血したときに、犬の体に感染幼虫が入り込み、筋肉内を移動したりして 2~3ヶ月後に血管に入り込み心臓や肺に寄生します。
血液の流れが悪くなったり、心肺の機能に障害がでたりします。
そのまま放置すると、犬が死に至ることもある恐ろしい病気です。
Q フィラリアにかかると、どんな症状がでますか?
A 初期のフィラリア症では症状が見られないことがあります。
フィラリア症が進行すると、大好きだった散歩を嫌がったり、咳をする、食欲がなくなる、やせる、お腹が膨れる等の症状が現れ放置すれば死に至ることもあります。
Q フィラリアを防ぐには、どうすればよいですか?
A 月1回、予防薬を忘れずに与えることで防げます。
必要な期間、月1回投薬することにより、おそろしいフィラリア症から100%愛犬を守ることが出来ます。
Q フィラリア症の予防薬は、蚊がいなくなれば飲まなくても良いのですか?
A 最後の蚊が居なくなっても、投薬しましょう。
予防薬の投与期間は、感染期間(蚊の発生)後1ヶ月から感染終了(蚊が見られなくなった)後1ヶ月まで。
狂犬病の予防注射は毎年1回集合注射会場 または 最寄の動物病院で必ず受けてください。
Q 狂犬病は犬だけにうつる病気ですか?
A いいえ。犬だけにでなく、猫やアライグマ、スカンク、コウモリなどすべての哺乳類に感染する可能性があります。
狂犬病という病気からは犬だけにうつる病気と思われがちですが、人間も狂犬病ウィルスを保有する動物にかまれたり、引っかかれたりすると感染する人と動物の共通感染症で、いったん発病してしまうと、現在の医学では治療方法がなく、致死率が100%の病気です。
1957年以降、日本国内では狂犬病の発生はありませんが、世界でも狂犬病が根絶されているのはオーストラリア、イギリス、台湾、ハワイ 等一部の国や地域に限られており、アジア(中国や韓国も含め)、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど多くの地域や国では現在も狂犬病が発生しています。
これらの地域では、犬や家畜だけではなく多くの野生動物にも狂犬病の感染がみられ、世界保健機構(WHO)によると感染動物にかまれた人のうち、およそ年間3万~5万人もの人が命を落としていると報告されています。
万一、日本国内で狂犬病が再上陸した場合、犬が人へ狂犬病をうつす感染源となる可能性が一番高いと考えられます。そのため、できるだけ多くの犬が狂犬病の予防接種を受けておくことで狂犬病が日本に侵入したときにも人間への影響を未然に防ぐ手立てとなりますし、愛犬だけでなく、私たちの暮らしを守ることにもなります。
皆さんも愛犬には必ず狂犬病の予防接種を受けさせてください。
生後90日を過ぎた犬は各自治体へ登録の申請をする義務があります。現在は終身登録制のため、初回の登録を済ませておけば翌年以降、改めて更新する必要はありません。ただし、飼い主の所在地変更や犬の死亡時には届出は必要です。
今年新しく子犬を迎えた方、まだ登録をすませていない飼い主さんは、愛犬の「登録」を忘れずに済ませておきましょう。
犬は人間とは違って汗腺を持っていないために汗をかきません。
口を開け舌を出してハァハァと苦しそうに息をするのは水分を蒸発させて体温を少しでも下げるためです。
しかし気温が高いときには体温はなかなか下がらず、正常な体温を保てなくなり脱水や高熱といった熱中症の症状が現れるのです。
Q 症状は?
A
気を付けたい場面と対策
わんちゃんやねこちゃんが暑さによる熱中症で倒れたり動けなくなる様子がみられたらすぐ動物病院に連絡をして指示を求めてください。そして同時にいそいで体を冷やしてあげてください。
小さいわんちゃんなどなら浴槽などで水に身を浸してあげてください。
大きなわんちゃん等の場合はシャワーを当てたり、からだをタオルで覆い水を掛けて冷やします。濡らした体にドライヤーの冷風や扇風機の風を当てるのも効果的です。
水が飲めるようであれば一度に飲ませずに少しずつゆっくりと冷水を飲ませてあげてください。
飲めないようであれば口の周りをぬらしてあげてください。
無理に飲ませることは良くありませんのでゆっくりと。
関節疾患とは、先天的な要素もありますが、軟骨や靭帯に何らかの負担がかかっていて、結果としてその状態を維持できなくなる事、つまり、関節を痛めてしまう事です。寒い時期に、まだ関節が温まらないのに急激に運動をする時に多く起こり、特に老齢犬、肥満犬に良く見られます。若い子でも元気でやんちゃ過ぎる子もなり易いです。また、フローリングの多いご家庭の場合は、滑りやすく、過度に関節に負担をかけていますので、特に注意が必要です。
カーペットや滑り止めを用いて頂き、足裏の毛を定期的に刈る事をお願いします
Q 症状は?
A 症状は痛めた部位により様々ですが、基本的には足をかばうように歩いたり、起き上がる時に「よっこらしょ」と、いう風に動きがぎこちなくなります。ひどい時には鳴いたり震えたりしています。もちろん、高齢のワンちゃんでは動きが若い時に比べて遅くなりますが、原因が足腰の骨関節炎ということも多いです。
Q 治療は?
A まず、家での安静。そして、長期投与が可能な消炎鎮痛剤を投与してもらいます。基本的にはそれで落ち着きます。高齢の子には人間の関節疾患時に服用するようなサプリメントもお勧めします。それでも変化がない場合には、レントゲンなどの検査が必要になります。
今まで、乗り物酔いが心配で、一緒に外出できなかった飼い主様も多いと思います。
そんな飼い主様に朗報です!!
世界初!!犬専用の乗り物酔いによる嘔吐の予防薬ができました!!
このお薬は、乗り物による「揺れ」などで生じる、「嘔吐」を、嘔吐中枢という脳の組織に働きかけて、嘔吐を予防します。
わんちゃんだって乗り物酔いします…
なんと約3頭に1頭が乗り物酔いを経験しているんです!
こんな症状はないですか?
↓
これらの症状は、わんちゃんたちが「不安」に感じているということを意味します。
そして、不安が更に状態を悪くし、最終的には、「嘔吐」してしますんです。
わんちゃんとの楽しい旅行には、いくつかポイントがあります。
これを抑えておくだけでも、少し乗り物酔いが楽になるかもしれません♪
①こまめな空気の入れ替え
②アクセルやブレーキはゆっくりと
③こまめに休憩をとる
④冷暖房の効きすぎに注意
これらのポイントにお薬をプラスすれば、もう怖いものはありません!!
乗り物酔いは人でも、苦しいものです。その苦しさは、わんちゃんも同様です。
自分の症状が言葉で伝えられないわんちゃんのために、出来る予防をしてあげてはいかがですか?
そして、ご一緒に楽しい旅を実現してみてください。
ぜひわんちゃんと、乗り物酔いのない思い出に残る旅行をしてください。
日頃のスキンシップで、おなかをなでていると…ボコっとしている…
なんてことないですか?もしかしたら、この「しこり」は乳腺腫瘍かもしれません。
右の絵のように、わんちゃん、ねこちゃんはたくさん乳頭を持っていますよね。実は、それぞれに乳腺があるのではなく、縦につながって乳腺があるのです。(点線で囲まれた部分をさします)
Q どうしてしこりはできるの?
A 実は、はっきりとした原因は不明なのです。しかし、「女性ホルモン」との関係があると言われています。
なぜなら…早くに避妊手術を受けると、発生率が低くなるからです!!
Q 症状は?
A 大きさはさまざまで、硬い場合も、あまり硬くない場合もあります。
良性腫瘍の場合は痛みはないですが、乳頭孔(ちくび)から血まじりの分泌物や膿が出る場合があります。
Q 見つけたらどうしたらいいの?
A 見ただけでは、良性・悪性の判断はできません…。
そのため、ちゃんと手術で摘出してもらい、良性か悪性かを検査してもらいましょう。
わんちゃんの場合、良性が5割、悪性が5割と言われています。
ねこちゃんの場合は、良性が2割、悪性が8割と言われています。
まずは、健康状態としこりの状態を診てもらうためにも診察をお受けください。
この病気は、日頃のスキンシップで発見できます!!そして、早めの避妊手術で予防ができます!!
高齢になってからの手術では、体力が衰えているわんちゃんにとっては大変なことです…。
お互いが辛い思いをしないためにも、「手術をするのはかわいそう」より「病気になったらかわいそう」と考えてあげてくださいね。